屋根の勾配に合わせて斜めにした天井を
「勾配天井」（こうばいてんじょう）といいます。
開放的でおしゃれな空間を演出できるのは大きな魅力です。
勾配天井は屋根の下に設置することがほとんどなので
平屋や2階リビングなどによく用いられています。
今回は、勾配天井のメリット・デメリット、
後悔しないためのポイントについてのご紹介です。
☑開放感がある
勾配天井にすることで、上部に視線が抜けて
広くて開放感のある空間にできます。
同じ広さの空間でも、
天井が高いだけで広く感じられるのもメリットです。
☑部屋を明るくできる
天井を高くすると、高い位置にも窓をつけることできるようになります。
高い位置からまるで天窓のように光が差し込み、
より明るい部屋することができるようになります。
☑メンテナンスに手間がかかる
特に注意したのはメンテナンスに手間がかかるということです。
照明の交換や掃除は定期的に行う必要があります。
手が届かない高い位置にあるので
大変な作業となる場合があります。
高い位置に窓を設置している場合は、
窓の掃除も必要となってきます。
☑コストアップする
勾配天井は通常の天井と比べると
施工費が全体的に上がります。
窓を増やしたり、ファンを付けたりすると
その分の費用も上乗せになってきます。
勾配天井には開放感がありおしゃれな空間にできるメリットや魅力がありますが、
施工費やメンテナンス費用が高くなりやすいというデメリットもあります。
しかし、照明やファンの選び方次第ではコストをある程度抑えることもできます。
勾配天井のコストを下げるためには、
照明器具の設置箇所を脚立で届く範囲にすることです。
自分でメンテナンスできる高さにしておけば
掃除や交換など自分で行いやすくなります。
シーリングファンには、
室内の気温を一定化させる効果があります。
冷暖房の効率を改善し、電気代の節約にもなります。
メンテナンスを考慮するならば、
設置位置は脚立で届く範囲におくことがポイントです。
その内容を頭に入れていただいた上で、
勾配天井を採用するかどうかの参考にしていただけたらと思います。
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